MENU

デリケートゾーンが悪臭を放つ原因「汗と菌の関係」について

 

人間の皮膚には常在菌が存在する

『菌』と聞くとイメージ的にあまり良くないと感じますが…。

 

人間の体には、いたる所に多くの常在菌が共存しています。
そして、この菌達によって助けられている事も沢山あります。

 

多くの人が知っている有名な菌と言えば

 

 

胃の中にいる『ピロリ菌』
腸の中にいる『ビフィズス菌』『大腸菌』

 

など、体内にいる菌だと思います。

 

ビフィズス菌を体内に取り入れるためにヨーグルトなどを食べたりしている人もいるのではないでしょうか。

 

しかし、体内だけではなく、お肌にも『皮膚常在菌』という菌がついているんです。

その数、なんと約1兆個と言われています。

 

どんな肌であろうと、この皮膚常在菌は必ず1兆個は住んでいるそうです。

 

汗腺は人によって数も大きさも異なる

 

人間の体には、エクリン腺とアポクリン腺という汗を分泌する腺があります。

  • エクリン腺

・体温を一定に保つために汗を分泌する
・皮膚の浅い部分で全身に分布されている

 

エクリン腺は、全身に200〜500万個あると言われています。
『能動汗腺』と『不能汗腺』に分けられ、汗の量は『能動汗腺』の数に依存しています。
日本人の『能動汗腺』の数は約230万個とされています。

 

  • アポクリン腺(別名:体臭腺)

・腋下や陰部などの局所にある特殊な汗腺
・人によってない人もいる
・数や大きさによってワキガの原因になる

 

 

汗腺から分泌される汗は無臭である

 

エクリン腺でもアポクリン腺でも、分泌された時の汗は無臭です。
「汗臭い」というのは、汗腺から出た汗が酸化して放つニオイです。

 

では何故、分泌された汗が酸化してしまうのでしょうか。

 

 

汗が酸化する原因は汗臭菌(悪玉菌)と混ざって分解されるから

 

汗をかいてそのままの状態で放置していると、汗を餌にして汗臭菌がどんどんと繁殖していきます。

 

脇汗の場合の汗臭菌は『コリネバクテリウム』という細菌で、汗と混ざって分解されると酸化し臭いを発します。
これがワキガの臭いとなります。

 

  • デリケートゾーンの場合の汗臭菌は『黄色ブドウ球菌』

 

黄色ブドウ球菌は、皮膚がアルカリ性に傾くとがぜん元気になります。
アルカリ性のボディソープなどを使用し続けていると、黄色ブドウ球菌に元気を与えているようなものなのです。

 

正常であれば、『表皮ブドウ球菌』というデリケートゾーンの常在菌が悪玉菌の侵入や繁殖を抑え、酸性に保つ役目をしてくれます。
しかし、悪玉菌が増え活発に活動を始めると、汗と汚れを餌に酸化して強烈な臭いを発するようになります。

 

厄介なことに、汗臭菌は皮膚だけでなく、衣類にしみこんだ汗をも餌にして繁殖していきます。
また、衣類についた汗臭菌は普通に洗濯しただけでは退治できないため、衣類の臭いが取れないという問題も出てくるんですね。

 

菌の繁殖を抑えるためにはこまめに汗を拭きとる

 

汗は自然と出る、言わば『生理現象』です。
なので、汗を抑えることは非常に困難です。

 

しかし、汗をかくことは体温調節という人が生きていく上で欠かせない、非常に重要な役割を持っているんです。

 

また、分泌された汗は無臭であることから、汗がニオイの原因になるのではなく、汗を放置しているのが問題なのです。

 

汗をかいたと思ったら直ぐに拭き取ることで、汗の酸化を防ぐことができます。
そして汗がしみこんだ衣類も、そのまま着続けるのではなく、こまめに着替えましょう。

 

1番の方法は”善玉菌を残しつつ悪玉菌を落とす”

 

デリケートゾーンで言えば、『表皮ブドウ球菌』はお肌に残す必要があります。
ですので、洗う時はアルカリ性に傾けないことが重要です。

 

また、『表皮ブドウ球菌』は洗いすぎが嫌いです。
洗いすぎると、表皮ブドウ球菌はダメージを受け減少してしまいます。
そうなると、酸性で保たれていたデリケートゾーンがアルカリ性に傾き、『黄色ブドウ球菌』が活発化され臭いが発生してしまうんです。

 

身体にとって良い菌を残しつつ悪い菌を落とし清潔に保つには、お肌の状態に合った専用のもの(石鹸などのケアグッズ)を使用することが最も効果的です。

 

 

善玉菌である『表皮ブドウ球菌』の苦手な環境

 

デリケートゾーンを清潔に保つために必要な『表皮ブドウ球菌』には、苦手な環境があります。
苦手な環境が続けば元気がなくなり、数も減少してしまいます。

 

表皮ブドウ球菌が苦手とする環境は、悪玉菌の好む環境と言えるので、注意が必要です。

  • 乾燥

 

菌の殆どが乾燥を苦手としています。
表皮ブドウ菌は、皮膚表面にある皮脂を分解し、お肌を弱酸性に保っています。
しかし、お肌が乾燥していると皮脂が少なくなるため、弱酸性に保てなくなってしまいます。

 

  • 洗いすぎ

 

通常のボディソープなどを使って洗浄した場合、お肌がアルカリ性に傾きます。
また、菌を洗い流すだけでなく、角質細胞や細胞館脂質を早めに剥がしてしまうため、お肌が極度に乾燥してしまいます。

 

乾燥してアルカリ性に傾いたお肌では、表皮ブドウ球菌は増えることができなくなってしまうんです。
そうなると、酸性物質が足りないために、なかなか弱酸性に戻ることができません。
同時に、バリア機能も保湿能力も失われてしまいます。

 

  • 運動不足

 

運動不足の人の多くは、上手く汗を分泌することが出来ません。
特に、エアコンの効いた部屋で快適な生活を送っていると、汗をかく習慣が無くなってしまい汗腺の機能が低下してしまいます。

 

体温調節のための汗は、エクリン汗腺からでる『サラサラの汗』で、99%が水分で残りは塩分・ミネラル・乳酸・尿素などです。
しかし、汗をかき慣れていない人の場合、ミネラル分の多い『ネバネバの汗』が分泌されることになります。
このネバネバの汗はアルカリ性ですので、表皮ブドウ球菌は減少し、黄色ブドウ球菌が活発化します。

 

 

 

皮膚常在菌を正しく理解してお肌に合ったケアをする

 

皮膚表面を出来る限り弱酸性に保ち、常に定着している常在菌のバランスを崩すことなくケアしていくことが大切です。

 

デリケートゾーンの場合、表皮ブドウ球菌の働きがスムーズになるように「足りないものは何か」「過剰なものはなにか」を考えて、ケアを行っていく必要があります。

 

高価なものだから良いとか口コミで好評などは、あくまで使用する前の参考で、大切なことは自分のお肌に合ったものを使用することです。

 

 

 

 

このページの先頭へ